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ハッピー・ハロウィン [雑談]

ハッピーハロウィン
こんな言葉が言えなくなって早20年が経過していた。
どこで言えないかと聞かれれば、もちろん自分の中だけなんだが。


今年も親父殿の命日が来た。
しかし、この20年で、今年大きく変わったことがある。

それは息子を授かった事だ

父親として、初めて家族と過ごすハロウィンになった。
今日を境に、「命日」は「ハロウィン」になるのだろうか?
毎年毎年この日だけは必ず八海山を空けながら、命日を騒いでいた。

酒屋の店主が「もっと美味しいお酒あるよ?」と気軽に言う。
違うんだよおっさん

この日に飲むのは八海山じゃないとダメなんだ。

もう、時効だから書く

親父が死ぬ前に、「おい、ちょっとコレを飲んでみろ」とあからさまに酒の入った透明なグラスを差し出した。

村でよく飲まれている安い日本酒の匂いが、いつも苦手で、「いいよ、お父さん。いらない」と答えた。

酔っ払った親父は赤ら顔で「いいから飲め」とグラスを奨める。

仕方なく、グラスを受け取り一口にすると、口に甘い香りが広がって、それは当時でも美味しく感じた。

親父はしたり顔で、「なぁ?うまいだろ」と言いグラスを取り上げた。

いいか、良い酒の味も知っておけと、そう、確かに俺に言った。

あの日から暫くして親父は事故で亡くなった。

何年経ってからだろうか、物心がついて酒が飲めるようになってから、気が付いたらこの日は八海山を飲んでいた。

忘れえぬ、父親の言葉と共に。
いつか自分も、倅に言いたい。


もっと高級で芳醇な酒もあるだろう。

でも、自分にはこの日飲むのは八海山しかありえない。

さぁ、息子が酒を飲む年まで指折り数えながら歯を食いしばって生きよう。

おりゃー、息子と合法的に飲んじゃるわ。


さぁ、「ハッピー・ハロウィン!」


ぼちぼち、復活します。
Hayami Fujita.jpg


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